1.漢方と西洋医学と    目 次

中国のヤセ薬で何人かの死者までも出て問題になっているが、どうして中国の草根木皮というと安全だと思う人が多いのだろう。もちろん、ヤセ薬は草根木皮でさえなく、危険な化学物質である。安全だと一般には信じられている草根木皮にさえ、かの国には規制がないも同然だから、DDTやらBHCなどを始めとする、そして今ではもっと強力な日本では禁止されている薬品がめちゃくちゃに使われている。それが中国野菜の問題だ。安全な自然などとは程遠いのだ。西安に行った時、郊外で火力発電所がもうもうと黒煙を上げて公害を撒き散らしているのを見て驚いたものだ。貧乏で農薬も買えない昔ならともかく、安い農薬なら買えるほどには経済力が付いたのがあだで、安全だが高い農薬は使わず、安くて危険な農薬をめちゃくちゃに使っていると思った方が、我が身のためである。

さて、漢方とは、草根木皮の事ではない。裏庭に生えている毒矯(どくだみ)を煎じても、それは生薬(しょうやく)であっても、漢方ではない。漢方とは、「の処」のことであって、さまざまな草根木皮を決められた配合で混ぜ合わせた処方のことである。漢方は、2000年まえだか3000年まえだかには相当、人を殺したらしく、一時禁止されたことがあるらしい。その試行錯誤の結果として、今の安全な処方ができたのである。真に中国4000年の歴史の賜物である。言うまでもないが、問題のヤセ薬は漢方ではない。ただのインチキである。基本的には中国のもので、口に入れるものは止めておいた方が身のためである。命がほしければ、漢方も日本製のものにしておくべきである。もっとも雪印事件をみれば、それさえ当てにはならないが。。。

漢方は人を治す、と言われる。病気を治すのではない。ここが現代医学と典型的に異なる。現代医学というと漢方が古い旧式の医学に聞こえるので、呼称をかえよう。以下では、西洋医学といおう。江戸時代なら蘭方(らんぽう;オランダ医学)というところだ。西洋医学は殺菌が主体である。細菌(リケッチャ、ビールスも含む)との闘いの歴史であるといっても過言ではあるまい。ペニシリンを始めとする抗生剤の発見以後は、特にその感が強い。細菌を殺すのだから、誰にでも一様に効く。しかし、漢方は、人の代謝に関わって、それを強化して人を治す。それが効くかどうかは個人差が非常にある。まるでメカニズムが違うのである。西洋医学の病院で漢方薬を出せるようになったが、西洋薬的な出し方、つまり症状で薬を決めるという出し方では、効果の程は、確率的でしかないだろう。

東京女子医大のいい加減な医療事件を見るまでもなく、居候は、まったく西洋医学を信じていない。もちろん、細菌感染に関しては、西洋医学の独擅場であり、これを名医が使う分には信じても良い。しかし病気は、幅が広い。器質的な病気(内臓器官の調子が悪い病気。細菌性ではなく、遺伝的病気)は、西洋医学では全然だめである。どうにも体がだるいので、病院に行く。肝臓機能、心肺機能、腎臓機能などなど検査をした結果、あなたは至って健康でどこも悪いところはありません、数値は普通の人に比べて遥かに良い、これで病気というなら世界中の人は全て病気です、とくる。大体、人体のこの複雑な代謝系をたかだか20〜30のパラメータだけしらべてあなたは健康も糞もないのである。それに考えをいたさず、教科書で習ったことだけを金科玉条にしているなんてのはヤブ医者の典型だ。

医学というものは、壊れた物を修理する技術である。異常が目に見えなくては治しようがないので、医学の対象にならない。これは西洋医学に著しい。テレビで、時々、色が出ない故障の兆候がある時、これを修理にだすのは非常に難しい。悪いところはありませんでしたと言って戻ってくるのが関の山である。で、何も直っていなかったりする。 修理センターは、そのTVを一日中付けっぱなしにして見ているわけには行かない。再現性のない故障は、治せないのである。人体もまったく同じで、手を切ったとか骨が折れたとかの見ればわかる客観的故障は治せても、なんかだるいなんて主観的症状は治せない。そんなものを治す哲学が西洋医学には元々無いのである。最近、慢性疲労症候群のような細菌性ではない病気の原因もやっとわかりつつあるらしい。免疫異常(疲労物質がたまると、脳はそれをsense(検知)して、疲労を感じる状態に状態遷移し、体を休めさせる。疲労物質が代謝されればそれをsenseして元気状態に遷移する。これが正常な動きなのだが、疲労物質ができた時に免疫物質まででき、疲労物質が代謝された後も、この免疫物質;胸腺で作られる、が無くならず作り続けられる。これが慢性疲労の機序らしい。あと、脳内神経伝達物質であるセロトニンの量が異常に少ない現象が原因との話もあったが、この2つがどう結びついているのか、分からない)が原因では、原因がわかってもまともには治せないだろうな。

ところで、漢方には面白いことに「未病(みびょう)」という概念がある。なんと、病気=故障する前に予防的に治すという概念がある。もともと代謝を賦活するという自力本願の医学だからこそできるのだろう。ただし、漢方に頼るなら、自力本願でなくては=自分で勉強してそのメカニズムを知っておかなくては、ヤセ薬の事件のようにだまされて命を失う場合もあることを自覚しておくべきである。

整形外科などに行って驚くことは、根治治療法は無いに等しいことである。特に、老人の関節関係の病はお手上げで、何も治療法はないに等しい。鎮痛剤なんて意味がない。ヒアルロン酸の関節への注入も同じで対症療法にすぎない。数日で元にもどってしまう。おまえさんは、この症状にどう対処するつもりだいと、聞いてもろくに答えもできない医師ばかりである。

医師というと、一般には高等なインテリとか思いがちだが、単なる技術者にすぎない。人間という機械が故障した時の修理人である。末端の医師達は、学生時代に恩師に習ったその技術で一生を送る。これが基本だろう。となると、卒業して20年も経ったら、その技術は一体、何であるか?これは考えると、そら恐ろしいものがある。まあ、時々は研修にいくとかはあるそうであるが。。。一方では、新しい技術が生まれる。そしてそれを身につけた医師が現れる。これは医師を選ぶ目をもたないと、体がいくつあっても足りない

新しい技術を身につけた新進気鋭の医師は、情報開示、説明義務、informed consent(患者にきちんと説明して:informed、同意を得て:consent治療する)などにも積極的であり、付き合っていても気持ちが良いし、信頼して身を預けられる。自信がない医師は横柄で、ろくに説明もしない。というよりできないのであろう。医者の「これはなおらないね」は、「これは私の技術では治らないね」ということだから、すぐに転院した方が身のためである。医療技術というものは世界的に一様であるというものでなく、大学の流派によってかなり差がある。内科や整形外科などでは一般人にはあまりわからないが、歯科などでは典型的にその差が分かる。差し歯や、入れ歯の一つも作れば、個々の医師の器用・不器用もあるが、医局による基盤技術の差が一目瞭然である。

そういえば、外科などは頭よりも手先の器用さが問題である。靴紐もろくに結べない医師に、盲腸の手術をしてもらうのはまっぴらごめんである。あまりに不器用な学生には、それなりに多少のアドバイスをする大学もあるようである。君、本当に外科に進むの?って。

東京女子医大の逮捕された医師は、患者の親御さんに専門用語を書き連ねた説明かお詫びかしらないが手紙を出したそうだ。大体専門用語なんて、いい加減な物が多い。ふぐの毒はテトロドトキシンといいます、といわれると、何か有り難い知的な会話のような感じがするが、tetrodonと toxinを辞書で引けばどんなにくだらない事を言っているのかわかるだろう。 tetrodoは、もちろん、名詞tetrodon(ふぐ)を接頭辞化したものである。なんと、ふぐの毒はふぐ毒というということである。小学校2年の時にもらった事典にガンの毒はトキソホルモンという、と書いてあったが、これも同じ構造である。toxin→toxoにhormon が付いただけ。そういえば、アトピー性皮膚炎は、病名がついているから原因が分かっていると思ったら大間違いで、アトピーとは、原因不明という意味である。

とはいえ、居候にも、恩を感じている医師は何人かいる。25年来直らなかった病をきれいに治してくださった医師。水虫と同じで、命にも生活にも何の支障もない病気というか故障なので、どうでも良いとはいえ、一応通院し続けなければならないのでうっとおしかったのだが。これが、超一流の大学病院でも、国立病院でも、町の開業医でも、どこでも直らなかったのが、不思議に直ってしまった。町の開業医である。一つには若い医師なので、最新の技術をもっていたことが理由だろう。だからといって、若ければ良いというものでもない。一度などちょっとした故障が起きた時、患部にさわりもしないで手術ですねと抜かしたボンボン同様の医者がいた。本郷あたりを出たようであるが根拠のない自信が先走って基本がおろそかになっている典型である。で、さっさと他へ行ったら薬で治ってしまった。当然である。薬で治る事は誰よりも本人がよくわかっているのだから。ああ、それから、内科などは、推理能力がいる。ソフトの虫とりと同じで、input/outputの対を見て、中で何が起きたのかを推理する能力がいる。論理能力と、知識=経験が車の両輪である。かといって、年寄りなら良いというものでもない。医師選びも大変である。

漢方を買うならナチュラルヘルスが3割り引き、で非常に安い。15000円以上送料無料。代引き代は、必要。前払いなら、郵便局の振り込みで、送料相手持ちが使えるから、15000円まとめて買えば、非常に安い。物は、カネボウだから最高である。こんな値段の漢方は、他にはなかなかみつからない。難点は、あまり大きな店ではないので、Webブラウザでの注文票に合計いくらという表示がされる仕組みが入っていない等、多少行き届かないところがある点。自分で、消費税(送料にも付くよ)まで、綿密に計算して、店からの請求書と良く照合しよう。





2.フェイル・セーフ(fail safe)の考え方    目 次

東海大学病院で、19才の男性が交通事故で入院し、その怪我は直ったのだが、入院中に気管に見つけた腫瘍(これが元からあったのか、治療行為によってできたものかは、報道では不明)を硝酸銀で焼こうとして、その固まりを気管に落として殺してしまった(2002.7.26)という。

これにはびっくりした。折角、西洋医学の大得意である怪我が直ったのに、こんな馬鹿な治療行為で死んでは、家族はやりきれないだろう。この医師というか医局は、fail-safeの概念がない=こうしたら、どうなるだろうという想像力がない=気がきかない=馬鹿、という図式しか考えられない。

他の病院では、硝酸銀を棒状に固めたものを直接つまんで気管にいれるなんて方法はとっていない。綿棒に硝酸銀溶液を含ませてそれを患部に当てているとのことである。硝酸銀は小学校か中学校での化学の実験で使う。絶対に指で摘ままないように注意される。手でつまんで、そこが黒く腐食した経験を持ついたずら坊主もいるだろう。

fail-safeとは、失敗;failしても安全safeという工学の基本概念である。たとえば、信号が故障した場合、になるように設計してある。になったら大変である。赤なら、必ず車は停まるから、不便ではあっても事故にはならない。青では、大惨事になりかねない。これが工学の基本である。

医学は、工学の一種だと思うのだが、山崎豊子の白い巨塔 を読むまでもなくおっそろしく遅れた科学領域だから、こんな基本概念もないのかもしれない。まあ、あまり一般化してはいけないが。。。

fail-safeと混同しやすい概念に、fault-tolerant(フォールト・トレラント;故障に強い)という概念がある。graceful degradationともいう。故障に対して耐性があるということで、典型的には2重系にしておくことである。JRの座席予約システム確か3台の計算機で処理している。1台が故障しても2台で業務を続けられる。更に2台目が故障してもまだ、1台残っている。degradation;性能低下はおきるけどね。3→2→1なのだから。つまり、故障してもシステム停止には至らないので、そこがgracefulなのである。優雅じゃないですか。故障してもユーザにはそれとはわからないなんて。でも性能が多少落ちるので、degradationという。

fault-resilient;フォールト・レジリアントなんて概念もある。resilientって、回復力に富むなんて訳があるが、転んでもすぐ立ち上がる、と言ったほうが分かりやすい。つまり、故障してもすぐ直る、だ。これは、degradation、つまり停まらずに性能を落とすだけではなく、システム停止に至ってしまう。が、1、2秒ですぐ立ち上がるので、ほとんど影響ない、なんて概念なのだ。Windowsはすぐ死ぬから、ハード的にそれを見張っていて、たとえば2秒毎にハイバネーションみたいに、DRAMの内容を(hibernationのようにHDDじゃちっとも速くないから、もう一組DRAMをもっているのかな?作り方によるが)コピーしておいて、死んだら、すぐ2秒前の状態に復帰しようなんて、もので、Windowsがなきゃあ、考え出されなかったのではないかと思ってしまう概念だ。エッ、2秒前にもどっても、原因が取れてなければまた故障するじゃないかって、Windowsの倒れる理由は、再現性のない原因がほとんどだから、今度はほとんど大丈夫、といういい加減なOSに対するいい加減な対処方なんだね、これは。なぜ、再現性がない,って?割り込みなどのリアルタイム処理があるからね。たまたまソフトがある処理をしているところで、入った割り込み処理がうまく行かなかったのだろうね。PCの知恵 の方も読んでね。




3.ホルモンとは何か    目 次

一般に、ホルモンは恐いもので、医師の監視の下でしか使ってはいけないとされている(この医師がまた当てにならないのが多くて、医師の監視の下でも危ない)。なお、大阪のホルモン焼きは、このホルモンには何の関係もない、「抛るもん」、つまり捨てる物という意味である。心臓や、胃なんていう内臓などは普通は食べないで捨てるでしょ。だから捨てる物を焼いて食べさせる料理を抛るもん焼きという。まあ、多分、ホルモンは危ないので精が付くというところにかけてはいるのだろうが。

人間の体は、脳というCPUが内臓という周辺機器を管理している。で、脳がたとえば心臓に信号を送ってうまく動かしているわけだが、脳と内臓の間の信号の伝達には無線と有線の2方式がある。有線は言わずと知れた神経系だ。脳から、神経が体の隅々まで張られているので、これを使って、脳は内臓をコントロールしている。

ホルモンは無線系で、脳から出たホルモンは血流にのって、内臓までとどく。内臓は、自分にあったホルモンに対応してその司令を読み取り、必要ならホルモンを発して、脳に情報を送る。これを見れば、ホルモンがいかに恐ろしいか分かる。ホルモンを飲んだり注射したりすることは、クラッキングみたいなもの。改竄などインターネット上で行われているあらゆる手口のクラッキングだ。それで、内臓が一時的に元気になったとしても後遺症が恐い。

なぜ、恐いかといえば、ホルモンは生産量管理ではなく、流通量管理されているからだ。ホルモンを作る臓器は、自分がどの位つくったかではなく、血流中にどの位ホルモンがふくまれているかをsenseしている。で、十分なら生産を中止する。人間の体は、行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず、で、常なる破壊と再生産で出来上がっている。使わない個所は、破壊されたまま再生産が行われない(そりゃ少しは再生産されているよ。当然でしょ。でなきゃ体が消滅する)。使わない筋肉はすぐ落ちるでしょ。で、ホルモンを飲むと、流通量が増えた結果、本来それを作るべき臓器は使われないため、破壊されたまま再生産されず、萎縮してホルモン生産ができなくなってしまう。で、飲み続けなくてはならないハメになる。

メラトニンという睡眠誘導ホルモンがある。脳の松果体で作られている。これが簡単に合成できるということで、米国で安く売られていて寝つきが悪い人に人気があるが、間歇的に使うのならともかく、毎日使っては松果体が萎縮してしまい、無くてはすまなくなる。




4.インフルエンザは薬では治らない    目 次

インフルエンザはVirusが原因である。日本語ではビールス、英語読みではバイラス、ドイツ語読みではウィルスだ。で、人類は、まだ万能の殺ウィルス剤をもっていないから、治せないのだ。細菌は、体内に入っても細胞外にいるから、抗生剤で殺せるが、ウィルスは、小さいので、というか、単なるDNAかRNA、つまり裸の遺伝子=遺伝情報になって、細胞内に入り込む。薬剤は細胞内にまでは到達しないので、これは殺せない。というか、そもそもウィルスは生きているといえるのか、これが問題であるので、殺せないというのがまずければ駆除できない。

ウィルスを殺すには免疫系 immune systemに頼るしかない。つまり自分の体の防衛機構に頼る。自力本願である。免疫は強力である。生物は死ぬと、その瞬間から腐りはじめる。腐るということは細菌に食べられるということである。ところが生きている時には別に腐りはしない。これは免疫系が細菌と寸秒も休みなく闘ってやっつけているからである。免疫とは有り難いものである。

抗インフルエンザウィルス剤がでてきた。商品名リレンザ、タミフルという。ウイルスが体内で増殖するその過程を邪魔して増殖を防ぐのだそうだ。殺すのではなく、増殖を抑制する薬だから、副作用があるようだ。今のところ選択的に病原ウィルスをやっつけるというわけにはいかないのだろう。ガン細胞が増殖するのを防ぐ抗ガン剤もそうだが、細胞レベルで増殖機能を妨げると、人間の基礎的生命力も妨害される。ので、抗ガン剤では、頭髪も増殖を妨げられて抜け落ちてしまう。なかなか難しいものだ。

 タミフルに対する耐性を獲得したインフルエンザウイルスの増加は懸念事項です。
 インフルエンザウイルスのA型とB型に有効で、C型には無効です。
 ウイルスの増殖パターンは、
(1)HA(ヘマグルチン:接着部分。食い込む錨のようなもの)を使って、細胞膜表面に付着する。
(2)細胞内へウイルスの遺伝子を送り込むことで、免疫細胞からの攻撃を回避する。
(3)細胞内のアミノ酸を原料にして、ウイルス自身の遺伝子を展開して、細胞内で増殖する。
(4)増殖した新生ウイルスは、次々と細胞膜に達し、HAで細胞膜表面に付着した状態になる。
(5)増殖した新生ウイルスは、ノイラミニダーゼ(食い込んだ錨を切り離すようなもの)を使ってHAを細胞膜から切り離し次々と拡散していく。
 最後の(5)の状態に注目して下さい。HAを切り離せない状態にすれば、ウイルスは細胞膜表面から動けなくなります。この状態だと、免疫細胞がウイルスの情報を読み取るのも容易で、まとめて攻撃できるので、ウイルスの拡散を効果的に防ぐことができます。  タミフルの作用機序は、ノイラミニダーゼの活性を阻害するため、ノイラミニダーゼと逆の形をしたタンパク質でノイラミニダーゼを塞ぐことなのです。

  http://homepage3.nifty.com/okadaue/health/e13.htm より引用




体の防衛機構は大きく分けて2種類ある。あまり強くないが、万能のマクロファージ。ま、自警団だ。普段はこれが守ってくれている。インフルエンザのウィルスが体に侵入してくるとマクロファージが出動して闘ってくれるのであるが、あまり強くないので、早く免疫が、つまり本物の軍隊ができないと負けてしまい、防衛線を破られてしまう。免疫とは、ウィルスに取り付いて、その威力をなくしてしまう機構である。ウィルスはDNAかRNAに蛋白質の衣を着ているが、その衣に引っかかる物質を生成して、まといつき威力をなくそうというやり方である。ゴキブリホイホイみたいなものだ。ん〜ん、ちょっと違うかな

で、そのためにはウィルスの蛋白構造を調べる諜報部隊が出動し、その情報から免疫物質を設計し、それを体内の工場、胸や骨の中、で大量に作らなければならないので、これが5日ほどかかる。だから、熱が出たな、鼻水がでるな、と思ったら、即、寝てしまわなければいけない。この最初の5日間が勝負である。いらんことに体力を使うと、免疫物質の製造が遅れて直るものも直らなくなる。

熱が出るのは、体内に入った敵を熱で殺してしまおうという体の戦術だからむやみに解熱剤を飲んではいけない。といっても、体(脳)も暴走するから(これも熱暴走?^^;)、42度の熱が出っ放しになることもある。これは下げないといけない。こういう判断は、一応、医者に任せよう。まあ、あまり考えているとも思えないが、まるっきりの素人判断よりは気休めにはなる。

さて、最初の5日間、仕事が忙しくて寝てなんていられないとどうなるか。どうもならないという豪傑も居候の回りにはいるが、一般にはコジらせることになる。マクロファージの防衛線を突破し、これを殲滅したウィルス軍団は、それこそネズミ算で増える。冪(べき)の恐ろしさはここ を読んでもらうとして、体中に蔓延したウィルスに対して、やっと体制が整った免疫軍団が立ち向かっても、はや、体のなかはどこもかもウィルスに占拠されている。免疫軍団がいくら強くてもこの排除には時間がかかる。この状態をコジれたと呼ぶ。やっつけてもやっつけても母数が大きいのでどんどん増えて、なかなか減っていかない。

30分に1回分裂するとすると、1日で48回分裂する。いや、47回だとか、まあ、細かいことはわすれましょう。すると、1匹(と呼ぶかどうか知らないが)のウィルスは1日後には、248=約3000000000000000匹の2倍近くになる。6千兆匹!!この増殖は、本当は、分裂ではない。人間の細胞がのっとられて、その細胞内で新しいウィルスをどんどん作っているのだ。ウィルスは自分では増殖できないので宿主の細胞内工場を使う。

ところで、天然痘はウィルスなのに絶滅したではないか。治せるではないかという疑問がのこる。ウィルスに使う治療剤はvaccine:ワクチンである。ワクチンを接種することは vaccinationという。ワクチンは、ウィルスの毒性を弱めたもので、これを体に植え付けることによって、あらかじめ相手の構造情報を免疫系に与えておこうというものである。インフルエンザウィルスは弱いものだから免疫物質を作る5日間、たいしたことにはならないし、こじれてもそのうち直るが、強力なウィルスではこうはいかない。5日も待ってくれない。それであらかじめ相手の情報を与えておけば、その情報は、体に記憶され、該当するウィルスが侵入してきた時、即座に臨戦態勢がとれるので、直るのである。まあ、水際作戦である。これは、結局は免疫なのであり、薬ではない。

ところで、インフルエンザで病院に行くと、必ずと言っていいほど抗生剤を呉れる。こりゃなんですか?ってきいたら、合併症の予防だとのこと。免疫はインフルエンザで手一杯になるからその隙にいろいろな細菌が感染する。何しろ、死ねばすぐ腐るほどにこの世は雑菌にまみれているからね。死ななくても、免疫が他にかかりっきりになれば、隙を衝かれる。そのための後方予備軍が抗生剤なのだが、なんか薬品会社とつるんでないかとも思える。




5.賢い健康食品の選びかた    目 次

この業界のエゲツナサは、中国ヤセ薬とたいしてかわらない。騙されない最高の手段は、名のある企業の物から上手に選ぶことだ。もっとも、名のある所もかなりエゲツナクやっている場合がある。小さな企業でも良心的な所はある。結局、居候を信じてもらうしかないかな

エゲツナサには2種あって、ひとつは詐欺。説明書に書かれている成分が入っていない、量が少ないなど。もうひとつは、価格。 上手に選べば、同等のものが1/10位の価格で買える。米国人は、ビタミンやミネラルを典型例とする健康食品あるいは栄養補助剤(supplement;サプリメント)が大好きな国民性であり、薬局でもそれらが極めて安く買える。たとえばマルチビタミン・ミネラルが250錠〜300錠で980円である。250gのインスタントコーヒのびん位のプラスチック容器にはいっている大きなものである。日本には、これが無い。小さくて高いマルチビタミン剤はあるが、ミネラルまで一緒になったものが無いのである(高ければある)。原料は合成品ではなく、麦の胚芽やら、酵母やらとにかく自然のものである。日本の厚生労働省と違って、米国には国民のために存在する食品医薬品局FDAがあり、日夜、いんちき商品に厳しく目を光らせているので、品質面でも安心である

コエンザイムQ10配合食品、虚偽表示で警告


 老化防止などに効果があるとされる物質「コエンザイムQ10」を配合した健康食品を販売する際、虚偽の表示をしていたとして、公正取引委員会は12日、健康食品販売会社「ネイチャーラボ」(東京都渋谷区)http://www.naturelab.co.jpに、景品表示法違反(優良誤認)の疑いで警告した。

 公取委によると、同社は2004年11月から05年3月までに販売した商品について、1日の摂取量である3錠(計300ミリ・グラム)にコエンザイムQ10が18ミリ・グラムしか含まれていないにもかかわらず、「コエンザイムQ10 300ミリ・グラム」などと容器のラベルに表記していた。

 コエンザイムQ10は、酵素の働きを助ける「補酵素」の一種。ここ数年、疲労回復や美肌などの効果があるとして人気を呼び、健康食品の市場規模は年間約150〜200億円に上るという。ネイチャーラボは「警告を真摯(しんし)に受け止め、お客様に安心してお飲みいただける表示をするよう努める」としている。

 また公取委は、同様の表示を行っていた他の2社についても、12日までに注意した。

(2006年1月12日19時47分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060112i411.htm より引用。 フォントサイズ、カラーの変更、URL付加は居候による。


このような事例は、公正取引委員会にとっては「虚偽」であっても、検察、警察にとっては、「詐欺罪」の対象である。木村建設、姉葉一級建築士(当時)、ヒューザ同様、企業体質であり、これからも同じ事を繰り返す可能性がある。経営者の名前でGoogleすると、興味深い事実がわかる。大阪の悪徳商人の言葉に「謝ってすむものなら、なんぼでも謝りまっせ」という言葉がある。謝るだけならお金はかからない。タダだからね。警視庁が、神奈川県警のように、「こんな事件に手をつけると、忙しくてたまらない。遊ぶ時間がなくなるから、ほっておこう」としないことを祈るばかりである。

居候は、この種の健康食品は米国に出張した時に買ってきたものだったが、最近は日本でも米国並の価格で手に入れられるようになってきたので、そちらを使っている。そういえば、髭剃りに使うフォーム(foam;石鹸の泡)も日本では、高が石鹸の泡がですよ、牛乳びん程度で600円も700円もした。最近は多少安くなっているが。これが米国では小型の消火器位あるものが98円(980円の間違いではない。念のため)である。1本で、毎日剃って、1年もつ。とにもかくにも日本のドラッグ(薬品業界)はえげつない。

そんな中にも良心的な物が最近は出てきた。

ビタミン、ミネラルなど多数
まず、ダイエーの中にあるダイエーが直接(多分)経営している薬局にある白地にスカイブルーの文字のソフトプラスチックの容器に入ったビタミン類である。DailySource と書かれている。これは価格から考えても多分、米国のサプリメント直輸入ではないかとにらんでいる。とにかくFDAの監視と低価格という優れものである。たとえば、ビタミンE100mg/粒が、120粒、580円である。ダイエーは、企業体制の制度疲労を起こして大改革中であるが、こういうまじめな事業を止めてしまうようでは、先は長くないな。

上記と同等のビタミンEが日本の製薬会社から出ているが、きれいなビンと箱に入って10倍以上(異常だね)の価格が付いている(たのだが、さすがに最近は安くなっている)。 ということは、あの箱代が、4000円で、中身は500円なのだね。

天然型ビタミンEという触れ込みでこんな馬鹿高い価格になっているのだが、ダイエーのものは当然、すべて天然型製品である。大体、ビタミンEは、捨ててしまうはずの小麦や米の胚芽からとるのであり、米国のように小麦主食といっても良い文化、いや、小麦は世界的な主食なのだから、小麦の胚芽は、山のように余っている。それを絞ってとった天然型ビタミンEが高い価格になるはずがないのである。

ダイエーが近くになければ、大塚薬品が、同じレベルのもので、5割程度高いが(90粒/680円/100mg)、たしか、Nature Made;ネーチャーメード (自然製)というブランドで一群の商品をだしている。褐色のソフトプラスチック容器で、黄色のラベルが貼ってある。これなら普通の薬局にもあるし、ディスカウントストアにもおいてある。ただ、不思議なことに、首都圏ではどこの店でも、ディスカウント店でさえ、定価販売である(極一部には例外もあるが)。関西などではディスカウントしている。それも相当に安い。つまり、小売店は十分に値引きできる定価なのだ。大塚薬品が首都圏で公正取引違反をしていないことを、これも祈るばかりである。

買うならケンコーコムと思っていたのだが、ここも大きくなって儲けに目覚めたのか、かなり高い。

そこで、買うなら、DMSだ。安いものは1/10くらいになっている。何故なら、アメリカ価格だからだ。直輸入して、日本語説明ラベルを上に貼ってあるだけのホンマモンである。ちょっと考えれば分かるが、ヤシのエキスや、カボチャの種のオイルがべらぼうな値段になる訳がない。サラダ油を見てごらん、1リットルで300円くらいのものだ。それとどこも違わないのだからね。

DMSは、3000円以上購入で、黒猫ヤマト代が無料。代引き代は、元々DMS負担だから、一切の手数料がかからない。居候は利用済みだ。ああ、一般に通信販売で買う時、支払いに不安があれば「代引き」で買うと良い。物を黒猫が持って来た時に交換で払うということだから、お金を送ったが物が来ないというオークションでよくある詐欺に引っかかる心配はない。


どこかにも書いたが、居候はアメリカに行った時に、あちらのドラッグで買ってくる。たいていは、2,3ヶ月から半年以上分のカプセルか錠剤が入っている大きなプラスティック容器に入って日本円で1000円くらいで買える。ただし、アメリカ人仕様なので、カプセルが結構大きい。大人の普通の女性の小指の先の関節1つ分くらいあるものもあるので、飲み込むのが苦手の人はだめかもしれない。

上のDMSのサイトを見ると、大塚薬品のネーチャーメードの物とは、カプセルに入っている中身の量が違い、すごく多いことにも注意。(大塚薬品はそれでも非常に良心的であることは強調しておく)

比較;

最近、60代以上の男性の前立腺肥大による排尿困難が新聞紙面を賑わしている。この予防に役立つという
「ノコギリヤシ」
 大塚薬品ネーチャーズリソース・シリーズ:ノコギリヤシ抽出物160mgx60粒 1449円 1mg = 0.15円
 DMS(ビタミンワールド):ノコギリヤシ抽出物1000mgx90粒 2490円  1mg = 0.028円

 つまりは、大塚はDMSの5.35倍している。大塚薬品は、まだ良心的なほうなのだ。アサヒフードアンドヘルスケアは同じレベルの物が2814円。つまりは、DMSの10倍程度。さらには、  ノコギリヤシ:その他の驚き高価格

女性用頻尿/尿漏れ対策食品

かぼちゃ油(パンプキン・シード・オイル)


 健康フーズ ペポカボチャ種子エキス粒:250mgx180錠 8190円(1月分。1回1250mg=6錠)(6142円@ケンコーコム)
 レディモレーヌ :200mgx120錠 9240円(1月分。1回1000mg=5錠)(7392円@ケンコーコム)
 DMS(ビタミンワールド):1000mgx100粒 1790円(100日分

 これなど、1日分、308円対17.9円=17.2倍になる。

この高い価格を合理化するために、「クランベリーを筆頭に、アメリカのエキナセア、中国の杜仲茶、ヨーロッパのカモミールなどの、国際色豊かな天然成分をプラス」してあるのだそうな。でも、ほしい機能は、カボチャの種の油だけなんだよね。他は、抱合せ販売みたいなものだ。 もっとも、上のネーチャラボの事件に見るように、これは書いてあるだけかもしれない。成分分析してみないと信用はできない。謝るのもただ、書くのもタダだからね。

レディモレーヌの意味はすぐ分かる。「漏れーぬ」。下のサイトを見ると、「ウリガードレディ」なんて名もある。ウリは「尿;urine」の前半を取ったことは明らかだ。ガードは「guard:守る」。ママの命名だね。

 かぼちゃ油:その他の驚き高価格

自然な眠りのための睡眠薬:メラトニン
アメリカでは、西海岸でも、東海岸でも、1錠3mgで、60錠が600円〜800円で買える。3mgは重症患者でなくては多すぎるので居候は1/3に割って時々飲んでいる。0.5mg錠剤もあるが、こちらは、ちょっと効きが薄いし、割高。

 メラトニン:驚き高価格

「メラトーン」って、何かと思えば、メラトニンのことだった。 メラトニン1mgで30錠、3570円。つまり、抱き合わせの無意味分を除けば、メラトニン1mgx30 =3570円
3570円/30mg =119円/mg。

アメリカの薬局価格は、3mgx60錠=180mg
800円/180mg=4.4円/mg

つまり、一回分の1mgあたり、119円/4.4円=27倍!!

よくある質問

中毒? (2004/06/18)
 眠りたい姫様 -- 大阪府
メラトニンによる、中毒症状などないのでしょうか?

 中山 -- ケンコーコム薬剤師

メーカーに確認しました。
目安量を守っていただければ、メラトーンによる中毒症状はございません。
ただし、睡眠薬を飲まれている方は、メラトーンがその作用を減弱してしまう場合もありますので、時間をずらしてお召し上がりください。
使用例:メラトーンを寝る1時間前に摂取。その後1‐2時間たっても眠れない場合は睡眠薬を摂取。

-- http://www.kenko.com/product/item/itm_6541321072.html  より引用


こんな適当な回答はない。「メーカ」名が記されていない。米国直輸入の製品だというのだから、「メーカ」は当然米国だ(CoQ10のような例外もあるが)。そこの回答書をきちんと提示していないということは、ケンコーコムは、問い合わせていないか、代理店に形式的に問い合わせただけなのではなかろうか。つまり、誰も責任を取れる状態での回答になっていない。


コエンザイムQ10は、日本の4メーカが独占的に原料を生産、世界に供給しているのだから、日本の原料を使ってアメリカでカプセルに入れ、日本に輸出していることになる。だから、アメリカブランドのものも、日本で買うのとべらぼうには価格は違わない。が、資生堂などの物をみると、ブランドと箱代にかなりの金額が注ぎ込まれていることがわかる。資生堂のものと大塚薬品のものを比べてこらん。中身は上の4メーカのどれかだからね。同じものだ。まあ、ブランドが好きな人はそれでもいいが、居候には馬鹿らしい。 。

アサヒビール も結構良い仕事をしはじめた。でもメーカのサイトでは定価販売。
比較はここが面白い。エーザイのユベラックスなど驚くべき価格だ。薬9層倍という言葉があるが、これで体感できる。

d-αトコフェロールのような専門語で消費者を目くらまししようという意図が透けて見えるところがあるが、例によってほとんど無意味である。まず、天然型は全てdである。トコフェロールにはα、β、γ、δ...と8種類あり、多少、生理活性−−体への効きかた−−が異なりαが一番強いとされているが、一番強いことが、一番良いわけではないバランス良く含まれていた方が良いとされている。それに、胚芽油では、どうせαが一番多いのだ。

人間の手は、右と左は同じ構造だが、右手をどのように回転させても左手にはならない。有機化合物にはこのように右手型と左手型があって、dは右手型、Lは左手型なのだ。で、生物の型はたいていどちらかに決まっていて、人間に効くのはd型なのだ。ビタミンEはトコフェロールと呼ぶが、化学合成すると、d型とL型が50%づつできる。で、トコフェロール100mg含有と書いてあっても(大抵は、酢酸dl-αトコフェロールのように書いてある)、実は半分は体のなかで使われずに排泄される。だから、天然型が良いと売る側は言うのだが、天然型の価格が倍以上するのなら意味はない。ついでにいうと、合成品は、mg単位ではなく、IU;InternationalUnit国際単位という名前の単位を使う。合成品の場合、αトコフェロールというような形ではなく、酢酸αトコフェロールのような化合物になるため、酢酸分が余分な重さとなるからだ。換算式は簡単だが、ほとんど誤差的なレベルなので、mgと思っておけば良い。

ビール酵母
これは、ビールを作った後、タンクに溜まる酵母の死骸で、一種の産業廃棄物のようなものであるが、健康食品ブームで、一挙に人気が高まって、なんとえらく高い価格で売られている。だがちょっと待って頂きたい。ビール酵母は大昔からアサヒビールがエビオスという名前で栄養剤として細々と、しかし一部の人たちには根強い人気で売っていたのだ。だからエビオスは安いのである。本来、捨てるカスなのだから高いはずがない。それが、他のエゲツナさでは雪印食品にも劣らないと思われるビール会社どもが高〜い価格でブームにのって売りだしので、エビオスまで、このデフレ経済のなかで値上げ断行、高くなって困っている。といっても、まだまだ、他社の法外な価格に比べれば遥かに安い。

ビール工場に行くとビールをただで振る舞ってくれるが、そんな酵母の出したオシッコ酒って、酵母の排泄物だからね。ウンコかもしれない。そう言えば、蜂蜜は、蜜蜂の反吐だし、人間って変な物を甘露なんていう動物だ)はイランから、産業廃棄物の有効利用に協力したいといって、back pack=「rück sack」=「背嚢」に一杯、タンクの下に溜まった酵母の死骸をもらってきたほうが良い。

その他の店

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形態:個人輸入。大量に買う(約1万6千円)と関税がかかる。
支払い法:代引きOK。
代引き手数料:
購入金額 手数料
  30000円未満: 300円
  30000円以上: 500円
郵送料:代引きの場合
 日通ペリカン便を指定することになり“1,090円”
 ただし、変な例外があり、額により?590円になったりするので、2個あるいは4個買うより、3個買う方が郵送料が安くなるという変なことがおきるので、Web画面の上で購入を確定する前に数を変えて、シミュレーションした方がよい。

サプマート
形態:個人輸入。大量に買う(約1万6千円)と関税がかかる。
支払い法:銀行、郵便局などで後払い可
代引きはできない。
郵送料:
 配送手数料(〜5,000円未満): 500円
 配送手数料(5,000〜10,000円未満): 300円
 配送手数料(10,000円以上): 無料





6.NPO(NGO)の話    目 次

NPOとはNon Profit Organization (NGO: Non Government Organization;NPOが海外で活動する場合、こう称する。政府団体ではない、という意味。海外で活動する場合、政治的立場が問題になる活動をする事が多い。でも、政府とは関係ないよ、というわけだ。商社が海外で活動したって、それは商業活動で、政治活動ではないが、NPOは、政治活動が好きなんだろう)、つまり非営利団体だ。別になんということはなく、少年探偵団もNPOだし、町のチンピラだって、何だって、これを名乗ることはできる。なぜ、これが日常生活と関連があるかというと、マスコミの変な報道のせいか、NPO=正義の味方というような誤解が一般にはあるからだ。

ある日曜、我が家の玄関をノックする男が居た。用件は、建築なんとか業界のNPOだが、今、無料で、地震に対する家の安全度を評価してあげています。という。まあ、やるのは勝手だが、我が家はおよびではないから、結構ですと断った。ここからが、おかしいのだが、いや、ただなんだから見させてもらいます、と勝手に上がり込んでこようとする。これは盗人が最近使う手で、家の内部をこうして偵察して、夜、忍び込む。まったく何を考えているのかねエ。阻止すると、私はNPOですよ、あなたはNPOがなんだか知っているのですか、と来た。どうもこのお兄さんは、NPOなら何でもやっていいと、勘違いしているらしい。NPOもこうなると盲信的宗教だね。

NPOは、文字通り、「儲けることを目的にしない団体」というにすぎない。(その中で法人格がある場合には、多少条件が付く。だから、志しの高い立派な団体もあれば、どこか裏から金を引き出す手段にしている表の団体にすぎない場合も多々ある。この建築何とかNPOさんも、建築と聞くだけで胡散臭い。評価の結果、ここが危ないから直すべきです、ついては良い業者をご紹介しましょうという手だろう。こういうのをブラフ という。

政府から、ということは我々の税金から、金を引き出し、それで生活しているNPOは多々あることは覚えて置いた方が良い。NPOは商売になるのである。もちろん、政府から引き出した金で事務局員をやとったり、自分たちの収入にしたり、飛行機代やタクシー代にしたりなどは一切せず、むしろ持ち出しで活動している団体などは、あるとしたら賞賛に値するが、そうでなければ、純粋なボランティアではないし、別に立派でもない。一つの生活手段にすぎない。かく言う居候も何の因果か、両手に余る数のNPOで無料で勤労奉仕させられている。そりゃ、半分は好きでやっているんだけどネ。。。





7.家のリフォーム    目 次

家が少し傷んできたのでリフォームしようとして、悩んでしまった。この業界、まともなところがどこにあるのか分からないのである。これまで、3個所ほどの業者がいろいろな工事をしている。これは敢えて変えたのではなく、いろいろな事情から変わっただけであるが、結果として、再度頼みたいと思ったところはない。最初のところは、詐欺紛いのことを平気でやろうとした。上から圧力をかけたので、慌てて謝りにきたが。2度めは、調子の良い営業と、現場が乖離していて、工期を守らない。x月x日着工、工期何日なら発注するという約束であったが、事務方には伝わっていない。事務所からの電話は間のぬけたものだった。この業界の中小企業の営業というものはどうも流れ者的仕事なのか、受注さえとって金さえもらえば、辞めて次に行ってしまうらしい。これも大苦労して納期を守らせた。で、建築業界などはコレッポッチも信じていないのである。

さて、それで困った。友人、近所に聞いても、みな、同じ苦労をしているのか、あそこが良いですよと言うところはない。

インターネットで調べているうちにホームクリップというHPを見つけた。ここは東京ガスが母体になっている斡旋業であるが、なにしろ、匿名で相見積もりをしてくれる。ふっかけているところははずすことができる。というより、東京ガスの影響下にあるらしく、いい加減な所はなさそうである。あくまで推測だが。で、ここで見つけた業者を使った。東京ガスのコントロールが効いているのか、非常に満足が行くものであった;リーズナブルな価格、着工日の遵守、工期の遵守、技術、どれも満足である。

ただ、匿名、相見積もりといっても思ったようなことにはなかなかならない。リフォームの価格というものは現場を見ないと見積もりができないというのが本音である。元をどこまで残すのか、全部はがすのかで、工程が変わり、価格が変わる。で、回答がこないのである。結局、匿名ではなく、住所、氏名を明かして、まず、mailで間取りを送り、電話で事細かに説明し、それで、対応できた業者に絞ってから現場をみてもらった。電話で対応さえできないところは止めた方がいい。とにかく、ホームクリップはお薦めである。




8.IP電話の薦め;国内、米国どこでも3分、7円50銭    目 次

世の中は物凄い勢いで動いている。ちょっと前まではアメリカへ電話でもしようものなら、その月は断食しないといけないくらい、KDDにふんだくられたし、国内でも長距離は、今でもうかつに長電話できない。ケータイなどもってのほかである。法外の高さなのだ。民営になっても態度は全然国営のままのマヌケ集団のJRと同じだね。

ocha.gifお茶ブレイク
マヌケ集団のJR

あまりに長くなってしまい、お茶ブレークにならないので、別項目


ところが、IP(アイピー)電話というものが現れて、電話網が簡潔になり、重〜いNTT的管理ではなくなったので、日本全国3分間7.5円。米国も同じである。1時間の長話しを博多から札幌までしても150円である(BBフォンのような、同一IP業者に両者が加入していれば、なんと無料である)。他の方法でいくらかかるかはここで。なお、ヒュージョンはIP電話会社である。少し高い。

IP電話は、アイピー電話と呼ぶ。インターネット電話もIP電話だが、一般にIP電話と言った場合、はインターネット電話のことではなく、自前でIP網をもってIP電話サービスを行っている、そのサービスを指す。インターネットのように無法地帯に出て行くわけではないので、盗聴の危険は、通常の電話と同じであろう(断言していないのは、自信がないから。IP電話会社をこの目で視察したわけではないからネ)

居候のお薦めはBBフォンである。ただし、対応とサービスは悪いから(2003年は改善されたようだ)、自力本願でやってみること。BBフォンは、一応、国内は自前の光ファイバーを持っているのでインターネット電話ではないと勝手に思っているのだが、米国にまで自前の回線をもっているとは思えない。そこはインターネットを使っているのだろう。それでインターネット電話と称しているのだと思う。とにかく、海外には使ったことがないので、音声品質も分からない。

さて、費用だが、ADSLでインターネットをやろうというのなら、Yahoo!BB に入れば、BBフォンは基本サービスで付いてくる。

月々は
約3000円+NTT基本料金&DSL回線料(約2000円)+約7.5円x使った分数/3 (相手がY!BBに入っていない場合の電話代分)
結局、
約5000円+約7.5円x使った分数/3で、
インターネットは使い放題。電話は7.5円/3分。

従来のNTT電話基本料金への追加分は3000円だから、東京−大阪間月に2時間電話する人なら、インターネット使い放題がただで付いてくるみたいなものだ。
詳細はここ

で、インターネットはいらない、電話だけでいいという場合は、こういうことらしい。つまり;
約1100円+上記NTTの約2000円+約7.5円x使った分数/3
つまり、1100円だけが上乗せ料金になる

単純なNTT料金では、東京−大阪は1時間1600円、千葉−鎌倉は1200円!!だが、BBフォンなら150円だから、1カ月に1時間程度首都圏内中距離(神奈川−千葉程度でもネ)をかける人はBBフォンの方が得ということだ。相手もBBフォンならなんとただ。

音質は、少なくとも居候の経験−−東京ー大阪などの大都市間−−では、NTT電話と変わりない。昔は、IP電話の音質が云々されたが、インターネット電話でなければ、自社網だから遅延制御できるだろうから、問題にはならないのだろう。もっとも、稚内−指宿なんて経験はないから自分でやってね^^;;

コンボモデムを電話とモジュラージャックの間に入れなければならないが、トースタや扇風機やテレビを使えない人、というよりお猿さんは、別にして、人間:ホモ・サピエンス・サピエンスならだれでも付けられる。

トーンによるオンラインサービスもok
BBフォンはアナログ電話に属する。 パルス電話でもトーンボタンが付いていて、トーンのようにピポパ信号を発して銀行振り込み額を調べたり、いろいろなオンラインサービスが使えるが、BBフォンでも、もちろん使える。ただ、居候は、IPパケットがどのようにBBフォン網内で扱われているか、セキュリティ;盗聴等に対する安全性ね、これがどうなっているか分からないので、金に関わる情報が流れる時は、NTT(交換網)を使っている。KDDIは0070、日本テレコムは0080というのを覚えているかな?あれと同じで、0000を頭につければ、コンボモデムはBBフォンではなく、NTTにつないでくれる

NTT交換網(NTT電話)
|       アナログ電話(NTT)とADSL(Yahoo!BB)相互乗り入れ
NTT電話局====================コンボモデム−−−−電話機(BBフォン,NTT兼用)

Yahoo!BBのIP網(BBフォン、インターネット)

電話番号や電話機の変更はない。(そもそも、ISDNの人は別。できない)
インターネットやりたい人は、コンボモデムにLANの口がでているのでそこにPCをつなぐ。ADSLモデム+IP電話モデム=コンボモデム(Combination modem)。コンビネーションって、組み合わせということ。その省略形がコンボ。

相手から掛かってきた電話がどの回線を通るかは、相手次第。相手がBBフォンに入ってなければ、BBフォンの回線ではない。NTTか、NTTcomか、KDDIか日本テレコムか、相手が加入している電話業者経由である。

2003.12.06追加;ただ、IP電話に加入していない相手がIP電話に加入している相手に、050ではじまるIP電話番号で電話をかければ、相手の加入しているIP電話業者の回線を通るようになった(2003.12.24〜)。いうまでもなく、相手の家−最寄りNTT局まではNTTである。これで、IP電話に加入していない人からかかってきた場合でも、その人にかかる電話料はIP電話並の全国一律料金になる。BBフォンの場合、日本全国どこからかかってきても、掛けてきた人にかかる料金はNTT料金ではなく、BBフォン料金の3分、10.5円である。

72.IP電話の勧め その2 「050-」のメリット参照

IP電話の詳細はここ。少し難しいけど、詳しいよ。




9.HEROや本池上署    目 次

居候はNHKとCh12しか見ない。だって後は一億二千万総白痴番組ばかりじゃない。よくあれだけくだらない物ばかり、もっと言えば悪事を奨励しているんじゃないかというような馬鹿げた番組を、民放はつくれるものだと、感心しているのだが、時にはマトモなプロデューサもいるらしく、見られるものを作ってくれる。水戸黄門は別格だけどね。HEROは終わってしまったが、本池上署などは、是非とも全警察官に見てもらいたいものだ。世の中、あんなきれいごとは無いからこそ、きれいごとを目標にして頑張って欲しいと思うのは居候だけではあるまい。人間、理想と理念を失ったら終わりである。まあ、最近は、そんなものはまるでもっていないらしい猿がやたらと多いのだが。

ちなみに、高嶋さん演ずる警視正(けいしせい)は、下記の位置にいる。
巡査、巡査長、巡査部長、警部補、警部、警視、警視正、警視長、警視監、警視総監

上級公務員試験、今は何というか知らないが、を通ると、各省庁から一斉に勧誘の手紙が来る。なんと、これが発表前に来るので受かったことが分かってしまう。で、警察庁に行けば、警部補が出発点で、警部補は研修の間だけで、翌年、警部、あっという間に警視になって、小さな町の署長になる。いわゆるキャリアだ。再び、ちなみに、浅見光彦のお兄さんの浅見警察庁刑事局長は警視監だ。大学を出ても、この公務員試験に受からなければ、巡査から始まり、7/29にも出てきたように警部補試験を受けるなりして進級していかなければならない。この場合、最高は警視正で終わるが、まあ実際には、警部までだろう。キャリアの事実上の出発点が、最終点である。

とはいえ、警視→警視正→警視長。。。と上がって行き、50にもなると早期退職で終わりという役人人生も虚しいものだ。収入が関係するから金=人生なら、これもいいかもしれないけどね。居候は、高嶋さんやB作さんに涙してしまう。

日本は、国家警察と地方警察という組織になっていて、普通は、県警というような地方警察に採用されるのだが、キャリアは警察庁採用だから国家警察官になる。そういえば、国際刑事警察機構:インターポルというものがある。警察には刑事警察と公安(警備)警察というのがあるということはあまり知られいない。知っている人には、公安警察>刑事警察だというのは常識である。公安警察は、戦時中は特別高等警察だった。だから浅見刑事局長より、xx警備局長の方が普通は偉いことになっている。国際刑事警察機構って、蛇足だけれど、刑事と警察の機構じゃない。この刑事警察の機構なのだね。だって公安警察は、ありていに言えば、政治犯相手なのだから、これは(常識的な)絶対的正義じゃないので、国際協力なんかできないからね。

警備というと、倉庫の警備員などを連想して、それがなんで凶悪な殺人犯を追う刑事警察より上なのかと不思議に思うが、この場合の警備は国家警備である。007の世界である。国家の存亡をかけて行う警備には一億2千万の命がかかっている。一人のしみったれた殺人犯逮捕の比ではないというところかな。

本池上署に感動して書きだしたのだけど、ちょっと生臭い話になってしまった。とにかく、警察には理想と理念と正義をもって欲しいし、このページを読んでいる人は本池上署の人たち(あの警部補試験に夢中になっている奴は除く)に共鳴する人であって欲しい。




10.住民基本台帳ネットワークの話    目 次

昨今、プライバシーだ、セキュリティだと本当に喧しい。インターネット時代になって昔なら問題にならなかった事が大きな問題になりつつある。

原因は、
 ・誰でも
 ・必要なら匿名で
 ・ほとんど何の労力も無しに
 ・費用もかからず
 ・大量・同時に
情報をばらまくことが可能になったからだ。


インターネット以前なら、誰かを誹謗・中傷しようとしたら、まず1枚ビラをつくり、それをコンビニかどこかに持ち込んで1枚10円で、10000枚=10万円の出費をし、それを自転車かバイクにつんで、あちこちの電柱にはるか駅でばらまくかしないといけなかった。 この事実がプライバシに関わる犯罪の自動的歯止めになっていた。こんな明確な犯罪でさえ、警察は面倒がって何もせず、被害者が殺されてやっと重い腰を上げたという事件は記憶に新しい。

ところが、今は、そんな必要はない。Webかメールに出せば終わりである。

著作権問題も同じ土俵上にある。昔は、といってもほんの5、6年前は、音楽コピーといっても、物理的にも心理的にも身近な友人間でコピーが行われるだけで、実質的被害は無いというか、その程度は価格に折り込み済みであった。でなければあんなに高いCD価格はおかしい。このコピーにはそれなりに労力とカセットテープ代がかかるので、不特定多数にたいして1万コピーもしてあげるなんていう人はなかった。大体、不特定多数にばらまく方法がない。駅に放置するなんてのは常識的人間のやることではなく、何らかの犯罪的素質をもつ猿しかできないことである。

ところが、インターネット時代になって、誰でも、無料ホームページをひらけるし、そこにmp3を置くことだってできる。P2Pでもいい。上記の条件が簡単になりたってしまうのだ。

これがIT化の恐いところである。

さて、居候はIT大好き人間で、市役所に何かの手続きで行ったりすると、なんで役人という奴は、こんなに同じ書類を何枚も書かせるのかね、アホ違うかと愚痴るのが習慣になっている。つい最近も、これは民間組織の話しであるが、親類が2、3日入院したのだが、同じ住所、氏名、年齢、性別、などなどを、なぜか知らないが3回は書かされていた。病院事務局へ出す、病棟ナースセンターへ出す。誓約書?かなんかそんなものに出す。おまけに看護婦は、根掘り歯掘り、プライバシーなんてものは私の辞書にありませんという感じで、入院者に関係無いプライバシーまで、個人的興味じゃないかと思われる嫌らしい聞き方であった。思わず、どうしてそんなことが患者に関係アルノカネと口を出してしまったが、バツが悪そうに黙ってしまっただけで説明はない。

そこそこ大きな、しかもここ首都圏にある病院の婦長でさえ、プライバシーに対する感覚はそんなものである。

さて、住基ネットである。ここに登録される情報は、上記太文字の4情報だけだという。これがあれば、引越しだとか、パスポートだとか、いろいろ便利になりeJapanの一歩になるだろう。同じ事をなんどもなんども書かされる面倒はなくなる。ということは、犯罪への歯止めもなくなるということでもある。情報は、4項目だけで終わらないだろう。関係データベースという一世を風靡したデータベース方式がある。これは単なる表にすぎない。たとえば下のようなもので、神奈川県の40代の人口と言えばすぐ90万人と分かる。

首都圏の年齢別人口(値は適当)
年齢/県 10代 20代 30代 40代 50代
東京都 100万人 100万人 140万人 170万人 200万人
神奈川県 55万人 60万人 66万人 90万人 120万人
千葉県 50万人 50万人 60万人 80万人 90万人


たったこれだけの事だが、この種の表がいろいろな情報の組み合わせで何十枚もあると、それらが関連して膨大な情報が分かることになる。Google などをやってみれば検索の恐ろしさがわかるだろう。住基ネットはたったの4情報でも、それと他のWeb上の情報の組み合わせで、プライバシが丸見えになる。世の中が高潔な人間ばかりなら、それでも何の問題もないが、この世は倫理観の無い類猿人で満ちている。今朝も、NTT西日本がワンギリ業者によって回線を事実上占拠されて、その挙げ句、この類人猿達の回線をきらずに一般回線をアクセス制御し電話を掛かりにくくしたというニュースが新聞に出ていたように、役人とその子孫というものは、何も言わない一般人をまず規制しようという遺伝子が抜けきれない。

そして、情報は、漏れてしまえば、それまでである。覆水盆に返らずである。くどいようだが、情報は、一度漏れてしまえば、その回収はできないのである。 住基ネットをやるのであれば、それを漏らしたもの、不正に利用したものには極刑で望む姿勢がいる。漏らした事実で、基礎刑、懲役10年、更に1人分につき1年を加算。100人分の情報をもらせば懲役110年。1万人分なら懲役10010年である。特赦、恩赦、減刑、執行猶予は一切なし。この位しなければ、プライバシー情報の漏出は止まらないだろう。もっとも、それで完全に止まるとも思えないが。情報の漏れは、繰り返すが、取り返しが付かないという点では殺人と同じである。そして殺人でさえ、5年か10年で出られるという大甘な日本の刑法を考えると、とてもじゃないけどあまり賛成する気にはなれない。片山総務相のいうように国民の一元管理を考えていないとか、そんな問題ではないのである。むしろ、国が一元管理した結果、脱税が簡単に摘発できればそんな良いことはない。

しかし、問題はそこにあるのではない。こういうことをやるのならスパムメール、ワンギリなどのネットワーク犯罪(犯罪ではないというなら、それだけでも国の対策は遅れている。そんな程度の頭しかない役人や政治家にこの問題は任せられないと思う)に対抗できる法制化を速やかに実行し、成果と信頼を得てからというのが筋だろう。それさえできない、あるいはやるつもりもない程度の認識でITに関わるとは恐れを知らぬ輩どもである。

コンピュータにはいろいろなウェア=道具がある。hardware、softwareはよく知られているが、humanwareという表現もある。そして、信頼性の高い順に、hardware、software、humanwareである。つまり人間がもっとも信頼に値しないという意味である。片山氏や総務省の役人達は、絶対安全であるという。hardware、softwareはある程度そうだろう。しかし、humanwareはだめである。まったく信頼性がないそして、意図的であろうが、これには言及しないのである。彼らが、これをも保証するのなら、一人でも公務員からこの件で犯罪者を出したら、彼らも連座制で有罪にするという法律をつくるのなら、その覚悟があるのなら、大多数の国民も賛成するだろう。その覚悟のない、絶対大丈夫というのは一体何なんだろう。何の責任も伴わない保証など普通の国民的感覚ではありえない



11.犬のアトピー性皮膚炎    目 次

我が家の愛犬は、子どもの頃から肌が弱く、両前足のひざから下、後ろ足の付け根の毛を噛んでむしってしまっていた。皮膚炎の薬は薬局に行けばいろいろある。副腎皮質ホルモンは劇的に効くが使ってはいけない。一時的なもので治ったらそれで終わり、というのなら使ってもいいが、使うのを止めると再発するという場合にはつかってはいけない。ホルモンの恐ろしさはここに書いた。ただ、皮膚炎の場合、この理由ではない。副作用があるのである。

この種の薬は、たいてい副腎皮質ホルモンとは箱に書いていないので、成分をWebで調べるか薬剤師に聞けばいい。ハイドロコーチゾン、ベタメサゾン、デキサメサゾンなどの文字が見えたら、それは副腎皮質ホルモンである。吉草酸ベサメサゾン、ヒドロコルチゾンなどのように、他の物質との化合物になったり、読み方の慣習で少し名前が変わったりする。

副腎皮質ホルモンは、免疫力を奪う結果、塗布面に細菌感染を引き起こす。それを防ぐために、抗生剤が混合してある。抗生剤は多用すると耐性菌ができる。これでは、イタチゴッコになってしまう。おまけに犬は、ペロペロ舐めるから、内服もされてしまい、これはなかなか恐い。

それで、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン剤の液体かゆみ止めを薄めてぬりながら−−これだって舐めたら結構、恐い−−いろいろ内服薬、それも副作用のないものを探した結果、我が愛犬の場合、クロレラできれいに治った。アトピー性皮膚炎は、体質によるから、参考にしかならないが。

体重は10kgの柴犬である。一日に一粒か半粒程度の量でいいが、体重にあわせて、人間より少な目で試してみたらどうだろう。年1000円もあれば済む。我が家では、クロレラの前に試していた麗芝と併せて飲ませている。これも1/2粒程度である(人間は3粒)。麗芝は苦いので吐き出してしまうのでチーズでくるんで飲ませている。

クロレラや麗芝などの健康食品 は、値引きを前提でふっかけた値段になっているから、5割引きより安くなる。




12.ブラフには気をつけよう    目 次

Bluff、日本語では脅迫と訳すが、いわゆる露骨な脅迫ではない。はったり、こけおどしである。実は米国流ビジネス書などにはこの上手な使い方が出ている。化粧品のセールスマンが「奥様、きれいなお肌ですこと。あら、この目尻のところにちょっとクスミが見えますよ。大きくならないうちにお手入れなさった方がよろしいと思いますが」といえば、これはブラフである。まあ、こう言われて、あらそう、私の勝手でしょ、ほっといて、といえる女性はそうはいまい。また、こう忠告した相手が、化粧品となんの関係もない人ならこれは本当の忠告であってブラフではない。「お申し込みはお早めに、数に限りがありますので」。これも典型的なブラフである。

昔、中南米諸国がデフォールトを行おうとしたことがある。1980年頃だったか。利子支払い拒否である。ここへ貸し付けてい米大銀行群は、これに対して、では、貸し倒れ引当金をたてると、対抗した。貸し倒れ引当金とは、要するに、貸した金が戻ってこないので、バランスシート上で処理をするということである。貸した金はもう諦めた。返さなくてもいいよ、ということなのでこれは結構なことだと思えるのだが、これもブラフである。かなり露骨ではあるが。貸し倒れ引当金をたてられたら、その国は破産したという宣言と同然になるからもう誰もお金を貸してくれない。これには中南米諸国もまいってしまって、利子を払った。もちろん、その金は借金である。

町を歩いていると声をかけてくる、あるいは家に訪問セールスにくるセールスマン、あるいは、三流雑誌の広告などは、巧みにこのブラフを使うから、何かを買わなければと思ったら、ああ、ブラフに掛かっているなと警戒警報をださなければ後悔することになる。




13.狂牛病の話    目 次

牛肉を食べても安全か?こればっかりは、本音でわからないね。居候は、焼き肉でも何でも食べている。半分は自棄糞である。安全度100%を保ちたいなら、牛関係の物は、食物に限らず、忌避しないといけないが、これが難しい。どこに紛れ込んでいるか分からないからである。ビタミンを補給しようと思って、ゼラチンで包まれたものを飲んだら、そのゼラチンは牛由来の可能性がある。カルシウムを補給しようとしてミネラル錠を飲んだらそのカルシウムは牛骨由来の可能性がある。おいしいゼリーを食べたらそのゼラチンも牛由来かもしれない。

牛の体成分の狂牛病の危険性の程度を参照。

これをみると、プラセンタ・エキスは恐い。これは化粧品によく使われている。

大体、狂牛病は1970年代に発見されているのだから、今更、牛肉を止めたって遅いのだ、と居候は腹を括って食べている。とはいえ、中国産の牛肉はあったとしても、わざわざ食べはしないが。一応、安全だと言われている−−食品業界と関連官庁のいうことなど信用度0ではあるが、危ないといわれている所を敢えて選択するよりはマシである−−ものにしている。

狂牛病の原因物質はプリオンと言われる。PRION:Proteinaceous Infectious Particle で、蛋白性感染粒子ということで、テトロドトキシン と同じ位無意味であるが、まあ、蛋白質だという事はわかる。

これは、細菌とは違い、単なる物である。もちろん、物でも体に悪さをする。ふぐの毒でも、有機水銀でも、青酸カリでもそうであるが、プリオンの特異な点は、体の中で増殖するかのような振る舞いをするらしいところである。自分が増えるのではなく、体の中の正常な蛋白質を、自分と同じ悪性蛋白質に変えてしまうらしいのだ。結果、人間は痴呆になる。朱に交われば赤くなるという諺を地で行く。あるいは、悪化は良貨を駆逐するというグラシャムの法則でもいい。これが不思議とされている。

しかし、考えてみれば生物も物質にすぎない。それが、ある組み合わせになると、なぜ、精神作用を持つようになるのか、つまり、意識というものが出てくのか、これは不思議である。死ねば物質に戻るというが、生きている時も物質である。意識だけが独立して存在しているわけではない。Javaや、C++や、VBで書いたコードは、この居候の駄文と同じ文字に過ぎないが、ある一定の順に書かれて一定の構造をもち、かつ、MPUが存在すれば、なんと、単なる文字ではなく、何かを実行するものに変貌する。つまり、音楽を奏でるかもしれないし、絵画を描くかもしれない。碁や将棋を打つかもしれない。これは意識に似ている。

単なる物質も、何らかの構造をもつと、急に目覚めて生物になる。意識を持つし、増殖だってする。増殖は、遺伝子というプログラムによって行われる。遺伝子は、生物の生体情報を担っている。それで、あなたは親に似ているのである。親子といっても、遺伝子にとってみれば、自己にすぎない。親の体が経年変化して痛んできたので、もう一つ新しく体を作って乗り換えよう、そうしてできたのが子である。そうなると親はもう本来は不要になる。カマキリのメスは受精すると雄を殺してしまうが、考えさせられる現象である。

ところで、高等動物は意識があるが、遺伝子だけで連綿と生き続ける(これを生きているといえるのかどうかは疑義があるが)生物というか、物質というか、とにかくそういう存在がある。ビールスである。これは、デオキシリボ核酸(DNA)という物質にすぎないとみることもできる。塩酸や硫酸とどこが違うのか、難しいところである。無機と有機の違い、なんてのはなしね、そんなものは化学者の都合で作った便宜的分類にすぎないのだから。本質的ではない。遺伝子の本質は、情報である。DNAは、その情報を載せているメモリー、DRAMみたいなものにすぎない。大事なものはDNAを構成する塩基物質でかかれた遺伝子情報である。つまりあなたの体の設計図というか、内部仕様だ(静的な仕様ではないからプログラムと言った方がよい)。

このプログラムだけをフラッシュメモリーでも、CD−Rでも、HDDでも、あるいは紙に書いても、何でもいいから保存しておけば、将来、そうだね1000年後位にデオキシリボ核酸(DNA)と細胞内小器官を人間が自在に合成できるようになったら、そのDNAの上にこの情報を写し、細胞を合成すれば貴方が一丁上がりでできあがる。今はまだ、そこまでできないので、生物の細胞を使い、その中のDNA=遺伝情報だけを入れ替えて生物のコピーを作っている。いわゆるクローンcloneだ。クローンの動物はもういろいろ作られている。たとえば、貴方の肌の細胞からDNAを取り出し、彼女の卵細胞の中のDNAと入れ替え、彼女の子宮に入れておけば、彼女と貴方の子どもではなく、貴方自身が生まれてくるのだ。この貴方自身は、遺伝子にとっては自己であるが、貴方にとっては自己ではない。他人である。一卵性双生児がそうであるように。

DNAは仕様ではなく、プログラムである。これはステートフル(stateful)であることを意味する。つまり、状態stateがあって、どこから始めても良いというものではないということだ。受精卵は、プログラムを正確にその最初から実行するが、今のクローン技術は、そのプログラムを最初から実行することができない。どこか分からない途中からしか実行できないのである。その結果、プログラムは正常には動かず、クローン動物は、異常が出て器質的な病気になって死んでしまう。いい加減な技術で、クローンなんか作るもんじゃない。動物実験なら、真理のために仕方のないところがあるが、これを人間に行おうとしているマッド・医者がいるのだ。恐いことである。

高等生物のDNAはそれだけで存在し続けることはできない。人間のDNAは、単体にすれば分解してしまう。ビールスのDNSは結晶になって、存在しつづけることができる。それが、他の生物に出会うと、その生物の細胞の中に入って、自分のコピーを作らせて、増殖する。作らせて、というと意識があるかのようであるが、そうではない。単なる化学反応である。塩酸と水酸化ナトリウムを混ぜれば食塩ができる、あれである。

人間の細胞は、たとえば、皮膚は毎日死んで垢になっていく。その分、新しい細胞が、分裂してできている。細胞は、このように自分のDNAを2つに割ってそこから2組の新しいDNAを作る。ちょうどズボンのファスナーのようなもので、2つに別れるのである。で、別れた片側から元の相棒を作る工場が細胞内にはあって、1個のファスナから2個のファスナができる。遺伝子であるDNAが2個できれば、後は細胞分裂して2個の細胞になる。ビールスは、このDNA複製工場をだまして、自分を複製させる。それもドンドンと。細胞分裂の必要はない。ビールスは遺伝子だけの存在なのだから(蛋白の衣は着ることもあるが)

青酸カリ→プリオン→ビールス→生物(便宜的にネ)

と、どこまでが物質で、どこからが生物かは、訳が分からない。細菌に意識があるのかねエ?松の木に意識があるのかねエ。我が手や足に、あるいは、引っかいてはがしたばかりの生きた我が分身の細胞に意識はあるのかねエ?あるとは思えないが。




14.カーナビの話    目 次

カーナビの買い方とでも書こうとしたが、そんなに沢山買うものでないので比較ができない。で、どこのメーカが良いか分からない。ただ、ポイントはある。

まず、見て誰でも分かることは省略。液晶の大きさとかね。

ポイントは;
 1.GPSの精度、慣性走行機能
 2.ディファレンシャルGPS機能
 3.VICS
 4.マップマッチング機能
 5.ルーティング能力
 6.操作性;目的地を入力するし易さ、走行中に目的地を変更したい時など
 7.表示の見易さ;バードアイビュー、ナイアガラビュー、
 8.地物データ;コンビニとか、駐車場とかのデータ

1.GPSの精度
5〜10m程度。2000年5月に精度を落とす操作であるSelectiveAvailability(SA)を米国が停止したので、この程度に良くなった。GPS衛星は最低4機見えている必要があり、かつ、この4機ができる限り散らばって見えている方が精度が上がる。だから、ビルの谷間で空があまり見えていないと、見える衛星の数が減るし、見えていても固まったいたりするので、相当精度は落ちる。衛星は理論上24機ある。実際には、古いものもまだ使えたりするので、27機程度が地球上空2万Kmを回っている。

慣性走行装置(ジャイロ)
カーナビは広い空が見えないと役にたたない。トンネルの中、ビルの谷間、森の中などはだめである。伊豆半島、三浦半島、房総半島、真鶴半島の森の中の道では前後左右には木の幹があり、水平線から30度、40度という位置の衛星はまるで見えないし、頭の上には木の葉があるので、真上の衛星の微弱な電波は届かない。こんな時には慣性走行装置が役に立つ、ことになっているが、これが意外に役にたたない。トンネル内などは元々急なカーブはないから、ここでは役にたつ。しかし、半島の海岸から内部に入っていく羊腸の道、要するにヘアピンカーブの連続道では、たちまち誤差が集積してめちゃくちゃになる。上記の半島の海と山の境の林の中の羊腸の道を2、3分走れば、海の中を走っていることになる。カーナビの画面は真っ青な海。そこを走っている。

とはいえ、無いよりあった方が、トンネルに入ったとたん位置を見失うよりは良い。ただ、トンネルの中で道が分からなくなったという人にはあまり会ったことがないので、ほとんど意味はない。一つだけ有意義な時があるとすれば、トンネルを出た直後に左右折するような時だ。GPSは、一度衛星を見失うと、次に見つけるのに少し時間がかかるから、トンネルを出て、20mで左折なんて事態には対応できない。そんな場合は、慣性走行装置は役にたつが、10年に1回くらいかな。大体、トンネルに入る前に画面を見ておけばすむことだし。慣性走行装置は、今は、そんなに高くないし、大抵は付いている。これが邪魔物になる場合が一つある。後で述べるが、自分でカーナビを取り付ける時だ。

2.ディファレンシャルGPS装置
これは重要である。全国7個所にある基準局のディファレンシャル情報(誤差補正情報)受信機だ。41FM放送局から発せられているこの情報を担った電波を受けて、GPSの誤差を補正する装置である。専用のFM受信機が必要であるが、これも大抵は付属している。慣性走行装置よりははるかに役にたつ。SAがとれてからはGPSの精度が上がったので要らないと言われるが、とんでもない。10mの誤差って、道幅を考えれば、相当な誤差。少しでもよくしたほうが精神衛生上も良い。カーナビで走っていると、結構、道を曲がり損なうものである。たとえば左折しようとしていて、10m離れたところにも左折の道があると、どちらか分からなくなることはままある。曲がってみてしばらくすると、ルーティングから外れるので間違ったことが分かるという経験はした人もおおいのじゃないかな。

3.VICS(ビックス)
VICSとは、交通情報、道路情報を流してくれる組織とその機器の事。 VICS受信機は、FM、光ビーコン、電波ビーコンの三種ある。どの受信機を使うかは自分で用途によって選ぶ。なぜ、3種ある?総務省(旧郵政省)がFM、国交省(旧建設省)が電波、警察庁が光(国交省と逆だったかな?)という担当。FMは電波だから広域で使える。電波は高速道/国交省、光は一般道/警察庁、となっているが、一般道にそんなに沢山、光ビーコンがあるとは期待できない。ああ、電波と光はその下を通過した時だけ受信できる。FMみたいに広域受信はできない。電柱などからニョッキリ腕が出て、お椀のようなアンテナが下に向いている光景をみかけたら、このビーコン用アンテナかもしれない。まあ、FMが一番無難だ。どちらにしても、VICSは、まだ情報がほとんどないので、何の役にもたっていない。小田原のあたりを走っている時に三軒茶屋の情報をもらってもうれしくもなんともない。TVでは麗々しく宣伝しているが、VICSは、ITS(Intelligent Transport System:最近、ETCといって、高速道の入り口で料金を払うためにとまらなくても良い装置ができた。あれは、ほんのハシリ。将来は、自動運転が夢だね)が本当に実現するまで、結局は少しづつしか進展しないんじゃないかな。で、お金が余って使い道がなければ買ってもいい。

4.マップマッチング機能
これがついていないカーナビは存在しない。GPSは結構誤差がある。幅員4mの道路でを走っていて5mの誤差があると、道路脇の田んぼの中を走っているように表示されることになるかもしれない。それで、車は道路を走るものであるという仮定の下、必ず、道路の上に表示する機能がマップ;地図にマッチング;合わせるという機能だ。でも、これがソフトがあほだと、結構、道の外を走って、なかなか道の上に戻ってくれないことがある。こればっかりは、買ってみないと分からない。持っている人に、聞いてみるとかするしかない。

5.ルーティング能力
これは最高に重要である。多分、ここしか本質的なメーカ間の差は付かないだろう。GPS素子なんて、カーナビメーカはきっとどこかトリンブルのような専業メーカから仕入れているだろうから、そんなに差がでるものではない。routingとは、現在位置から、目的地までの道順を探して(、画面に表示して、音声などと共に道案内して)くれること。これは実に難しいのである。道などいくらでもあるが、もっともらしい道というのは地図に道の性格が書いていなければ、どの道が本当に最適かはソフトには分からない。で、そんな地図と、あほなソフトだと、最短距離ではあるが、細くて運転しにくい道を選ぶかもしれない。幅広い良い道だけれど、エラク遠回りさせられるかもしれない。このソフトというのは人工知能に属し、極めて困難なものである。居候のカーナビはアホだから、目的地までの途中の経過点を事こまかに指定しなければ、何考えてつくっているの?!という道を通らされる。これも、しかし、買ってしばらく使ってみなければ分からない。評判を聞くより他に方法はない。

6.操作性;目的地を入力し易さ、走行中、目的地を変更しやすさなど
典型例は、目的地をどうやって入力するか、その方法である。
これも極めて重要であるが、ずば抜けて良いところはない。まあ、電話番号でピンポイントで指定できたら、それは楽だろうね。
伊豆半島のXXという民宿へ行きたいなんて、結構面倒だ。まず、住所で指定するのが普通。住所をリモコンでソフトキーボドを使っていれるのは願い下げにしたいくらい面倒だ。で、いつも出発15分前に一人、車に乗り込み、一生懸命目的地を入力し、途中経過点を入力している居候である。大きなホテルだと、電話番号で一発できまるけどね。個人の家などは結構面倒だ。まあ、それもデータベースにしてしまったカーナビメーカもあるが。これは便利だろうけど、すごく高い。

目的地は一発で指定できてもルーティングは、大抵、気にいらないね。横浜から小田原まで、246で行くか、中原街道経由でいくか、小田原厚木道でいくか、東名でいくか、趣味があるから、カーナビには任せられない。まあ、いくつかの経路は提示してくれるが、大体、気に入らない。途中経過点を5、6個所指示するのが確実である。

走っていて、急にどこかほかによりたくなったという場合、結局は、新目的地をいれることになるから、これが迅速にできるかどうかは相当に重要である。道端に車を停めて、10分も掛かってこの作業をして、家族に顰蹙をかってばかりいる。

7.表示の見易さ;バードアイビュー(鳥瞰;鳥が上から見下ろしている視角)、ナイアガラビュー(Googleで調べてね。一口でかけないから)
メーカはこういう派手な点ばかりを強調したパンフレットばかり作るが、こんなものははっきり言って、どうでも良い。というか、今時、こんな簡単なソフトは差が出ないのだ。ナイアガラビューなんて面白いが、どうぞお好きに、って感じ。ディスプレーを縦に2分して、3/4は鳥瞰図を出して、大局的にどこを走っているかをみながら、1/4位は100m程度の近傍をみる平面図にしておけば十分である。あと、三次元地図表示もある。ビルなどが立体的に表示されるのだが、お金の余ってるかたはどうぞ。勿論、ないよりはいいからね。

8.地物(ちぶつ)データ;橋、信号、コンビニ、駐車場とかのデータ
これはすごく大切。地図では、信号が無いのに、実際にはあったりすると、結構、迷う。ガスステーションやコンビニの位置も使ってみると分かるが、あると実に便利である。地図は、CD−ROM1枚に全国が入っているものもある。これで結構間に合うが、都市バージョンにした方が精度は良いに決まっている。まあ、全国版で使ってみて、誤差や地物不足が気になる人は、それから都市版を買い増せば良い。今ではDVDやハードディスク(HDD)だから、こんな心配もなく、1枚に入ってしまっているだろう。HDDは速いので、気持ちが良いだろうが、懐との相談。別にCD−ROMしか知らなければ、ハード的に不満はでないだろう。問題は、そんなものより、ソフト。この出来の方が重要。勿論、実質より見栄を重んじる場合、ここに書かれていることは忘れて欲しい。


補記:自分でカーナビを取り付ける
カーナビの取り付け料金は高い。大抵は2万円以上する。で、自分でやりたいと思うのが人情だが、これは止めた方が良い。電気の知識があり、苦労するのが好きで、かつやり通す精神力がある人は別だが。居候は、2日、実時間で、12時間程度かかった。

ただ、簡単にする手はある。慣性走行装置を付けないこと。これだけである。この場合、カーナビは、車の中に置くだけで、電源以外は車と電気的に接続するということはないので楽なのである。

車のエンジン制御部から現在の時速を取得して、それに時間を掛ければ、GPSなど無くても走った距離がわかる。慣性走行装置には、加速度センサーが内蔵されているからハンドルを切れば、どの方向に何度切ったかわかる(ただ、これは物すごく精度が悪い。それで誤差が集積して急カーブの連続では何の役にも立たない。トンネルの中などの緩いカーブでしか有効でない。ジャンボなどに付いている高価な慣性航法装置だって、1万Kmを飛んで米国に着くと、数Kmの誤差がでる。旅客機だから戦闘機のように急カーブなど切らないのにね)。この2つの情報で、位置が連続してわかるのである。で、加速度センサーは内蔵されているからいいとして、速度情報は車から取り出さないといけない。これが面倒この上ないし、危険でさえあるのだ。これを止めれば工事は棚を吊る程度のもので、ほとんどない。

あと、ディファレンシャル用のFM受信機がいるが、このアンテナは車のアンテナを代用するから、車のアンテナからの配線を取り出す工事がいる。これは別に危険でもなんでもなく、面倒なだけだ。

さて、慣性走行のための工事をそれでもしたい場合、下記;

1.自分の車の型式、年式を正確に調べる。これは複雑なので正確に。
2.秋葉原で、カーナビを売っているが取り付けはしていない店に行く
  上で調べた型式を言えば、その車の配線図をくれる。これは普通は、公開されていないので、手に入りにくい。店に確認する。
3.カーナビを取り出し、そこから出ている線と、車を分解して出てくる線と、配線図とを比べる。これがゴチャゴチャで極めてわかりにくい。車の線の方は、間違えると、どうなるか知らないがエンジン制御系に近いから結構、恐いことになる。命に関わるかもしれないことは覚悟しておく。居候は責任とれないからね。
  この作業は、1日目、ゆっくりやる。確認作業で退屈だが、それよりも配線図がピタリと合わなかったり、何のことかわかりにくかったりで、ノイローゼになりそうになる。能力としては、電気回路が読めればいい。電子回路を読める必要はないが、車特有の癖があってわかりにくいのだね。
   わからなかったら、適当に配線することは絶対に禁物。命に関わるかもしれないからね。ブレーキかけたらダッシュするとか、そんなのありかなあ?用心するに越したことはない。
4.で、配線図と、現実が完全に一致したら、翌日、配線にかかる。一致しなかったら断念して、オートバックスかイェローハットへ行こう。

配線は丁寧に。居候の場合、TV、も付いていたから時間が掛かった。このTV苦労してアンテナまで付けながら、試験しただけで一度も使っていない。考えたら見る機会がないんだよね。カーナビが必要な時はみられないし(小さな窓にはできるが、邪魔)。普段、わざわざくだらないTVなんか見ないし。

GPSの原理
これはめちゃくちゃ簡単である。 GPS衛星と貴方の車の距離を計る。ただこれだけである。分かり易いように、1次元の場合、つまり直線上で考えよう。GPA衛星から、片方の方向に100m離れている場所は1個所しかないから、一発であなたの居る場所は分かる。

  GPS衛星(a)_______100m_________貴方の車(x)


これを嫌な数式で書くと、GPS衛星の位置は、分かっていて、座標上a。貴方の位置は分からないので、xとすると、次の式が成り立つ;

  x=a+100

aは分かっているから、これで、xも分かる。

2次元になると、つまり、地球表面(平面と仮定する)になると、少し面倒だ。貴方の家から500m離れた場所で、花子さんと待ち合わせましょう、といっても、どこだか分からない。その場所は貴方の家を中心にした半径500mの円周上にある。そこで、貴方の家から500m離れ、花子さんの家から100m離れた場所とすれば、貴方の家を中心にした半径500mの円と花子さんの家を中心にした半径100mの円の交わった所になる。もちろん、二人の家が直線距離で、600mを越えていると、円が交わらないけどね。さて、この交点は一般には2個所ある。これは上の1次元の時にも右か、左かで2個所あるのと同じで、どちらかに約束しておく。



貴方の家や、花子さんの家はGPS衛星、待ち合わせの場所を、車の居る場所と思えば、GPS衛星からの距離が決まれば、車の居る位置が計算できる。

  貴方の家(GPS1)の位置;       (a1、b1)
  花子さんの家(GPS2)の位置;     (a2、b2)
  待ち合わせの場所(車の場所)の位置; (x、y)
すると、下記の方程式が成り立つ;

(1) (x−a1)2+(y−b1)2=5002
(2) (x−a2)2+(y−b2)2=1002

で、これを解けば、車の位置が簡単に分かる。見てわかるように解法は数学的には中学生で解けるが、算数的には面倒で、紙が一杯いるので、解かないが、興味のある人は解いて見てね^^;

でも簡単な例で少しやってみよう。
貴方の家が原点(0、0)、花子さんの家が(400、0)にあるとしよう。

すると、

(1)  x2+y2=5002
(2) (x−400)2+y2=1002

(2)から

2=1002-(x−400)2
(1)に代入して、
2+1002-(x−400)2=5002

800x+10000-160000=250000
800x=400000
x=500
(1)に代入すると、
y=0

まあ、こんな風に解く。この解では、待ち合わせの(車)場所は下記のような位置になる



地球は、球だから3次元になり、その位置は、経度(x)、緯度(y)、高度(z)が必要になる。そこで、3基ののGPS衛星があれば、同様にして方程式が立つ;

GPS1の位置; (a1,b1,c1)
GPS2の位置; (a2,b2,c2)
GPS3の位置; (a3,b3,c3)

とすれば、車の位置(x,y,z)は、下記の方程式で計算できる;

(x-a1)2+(y-b1)2+(z-c1)2=(C(t1-t))2
(x-a2)2+(y-b2)2+(z-c2)2=(C(t2-t))2
(x-a3)2+(y-b3)2+(z-c3)2=(C(t3-t))2

ここに、大文字のCは光速度。tは車のGPS受信機の時計の時刻。t1,t2,t3はそれぞれの衛星からの電波が発せられた時の時刻。GPS衛星の位置とこの時刻とがGPS受信機で受信されるので、これを解けば、x、y、zが求まるから、車の位置が分かるのである。終。

というわけには行かないネ。鋭い人は分かっていると思うが、車のカーナビの時計なんて、すごく狂う。衛星の時計は何千万円もする原子時計だから狂わないが、車の時計なんて当てにはならない。なにしろ電波は秒速30万Kmだから1秒の誤差なんて許されない。実は、正確な時刻tは計れないのである。だから、位置(x,y,z)同様、tも変数なのである。そうすると、変数が4つになるので、もう一つ衛星が必要で、
GPS4の位置; (a4,b4,c4)

(x-a4)2+(y-b4)2+(z-c4)2=(C(t4-t))2

時刻tに車が受信した情報は、上記4つの衛星からそれらの位置と、その位置にあった時の時刻t1〜4である。4つの変数に4つの方程式だからこれは簡単に解けて車の位置と、時刻が求まる。それで、カーナビの時刻というのはいつも正しいのである。

ところで、光速度が秒速30万kmというのは、真空中でのことで、媒体が違えば、速度も異なる。衛星から地球に届くまでには、電離層あり、雲あり、水蒸気、空気ありでいろいろな媒体があるので、Cは変動する。これは、衛星と車との距離が不正確になるということなので、車の位置にも誤差が出るのである。



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